さあ困った。私コジマ実はほぼ「長渕剛初心者」なのだ。もちろん「とんぼ」「乾杯」などの名曲は知っているし、ドラマ「親子ゲーム」も毎週見ていた。でもアーティスト長渕剛を意識しフォーカスするのは初めて。そこで手に取ったこの2枚のアルバム、テーマはLOVE SONGだ。ファンの方々からすれば至極当たり前なのかもしれないが、私には正直驚いた。男気に溢れパワフルな姿が印象的な長渕さんが絞り出す言葉はあまりに素直だ。“行かないで僕のそばから”“君に会いたい”“愛が・・こんなに苦しいとは”・・と、曝け出し吐露している。そうか、繊細で弱い人なんだ。いつも傷ついて孤独で不安で。だからこそ己を奮い立たせる唄を唄い続けているんだと。やはり、独りの人間なんだと。私はいつだってそういう人が好きです。きっと誰より『愛』に希望を見いだしたいと思っている人だと思う。あぁ私はそうして今回「長渕剛とのパーソナルな心の初対面」 を果たしたのです。昨年は全国で女性だけ招いてのライブを開催したとか。 長渕さんの唄は、10代、20代の女性にもビシビシ響いてくるはず。この番組もそんな「出会い」と「響き」をイントロデュースできたらと願っているのです。

小島麻子(「Mind of Music〜今だから音楽〜」DJ)

「歌が残れば良いんですよ」。前作のアルバムのインタビューで彼が口にしたそんな言葉が胸に響いた。前後の脈絡は覚えていない。その前に肉体が滅びても、というような話があったような気もするのだが、定かではない。でも、彼が、「音楽の普遍性」ということについて真剣に考えているのだということは痛いほど伝わってきた。今年は彼が「巡恋歌」で本格デビューしてから30周年。5月に出るベストアルバム「LOVE」「SONGS」の二枚はまさにそんなアルバムだと思う。ここ数年、彼のイメージともなっていたファイティングスピリット溢れる曲というよりはメロディーと言葉が染みるような曲ばかり。愛と歌。しみじみとした愛の歌から強く激しい告白の歌。生ギターとピアノ、ハモニカ。そぎ落とされたサウンドと大半を歌い直したボーカル。これが彼の描く“普遍性”ということなのだと思う。“長渕を聴いたことが無い”という人にこそ聴いて欲しいと思う。

田家秀樹(「Mind of Music〜今だから音楽〜」DJ)

『LOVE』
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『SONGS』
 フォーライフミュージックエンタテインメント
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Mind of Music 〜今だから音楽〜
毎週日曜日 9:30〜11:26
DJ:小島麻子/田家秀樹(月1回)
E-mail:music@bayfm.co.jp
本質的に音楽の心にアプローチする最強のプログラム。